いっぽいっぽ

今年度から、高学年算数T T &初任者指導となりました。算数のこと初任者指導のことを日々徒然なるままに書きます。どうぞよろしくお願いします。

この時期

11月危機。

この言葉を知ったのは今年の話し。

 

経験上この時期に学級のが荒れるのよくわかっている。

 

原因はいくつも考えられる。

 

私はこの言葉は教師側の問題から起きるものだと考える。

 

 

学芸会に目が行きがちで、普段の授業が手を抜きがち。

 

学芸会の子どもの姿を押し付けがちでイライラする。

これは学芸会の本来のねらいがずれている。

 

学芸会に意識がいってしまうと。

 

小さな学習規律が徹底できなくなる。

 

慣れもあり、小さな、今まで価値付けてきたものが、一気に崩壊する。

 

研究会シーズンをむかえ、忙しくなる。

 

参観日もある。

 

成績が待っている。

 

そうなると、子どもの小さな変化も気がつけない。

 

なあなあになる。

 

おろそかになる。

 

つもりにつもって、危機をむかえる。

 

 

たしかに、忙しい時期だ。

 

 

だからこそ、日々の授業を大切にして欲しい。

 

野中信行先生から教わった指示ー確認の原則。

 

山田洋一先生から教わったリカバリー術。

 

横藤雅人先生から教わった静寂の時間、思考のペース。

 

どんな授業においても出来ることするように指導した。

 

 

これは初任者全員に是非実践してほしい。

 

それを本校の初任者全員が証明した。

 

 

意識とリフレクションの繰り返し。

 

彼らから教わったものである。

 

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第3回学校公開

本校の第3回学校公開。

3年目、5年目、研修部長が授業を公開してくださった。

 


5年目の先生の特設授業参観、研究協議後に1、2年次に感想を聞く。

 


1年次は

落ち着いて授業をしてました。

よかったです。

結局あの授業はどうしたらいいですかね?

という感じ。

 


2年次は

課題が考え方だったのに、評価が関心意欲態度で、目標が技能となったら、教師のねらいがぼんやりしちゃいますね。

技能にしたいのなら、やっぱり線分図をノートに書かないと、今後線分図使おうとしないですよね。来年からいっぱい出るのに。

という感じ。

 


1年の差を感じた。

 


ただ、今回のテーマは、「主体的、対話的で深い学び」「確かな学力」。

 


5人に問う。

よくわかってない。

これをやれば「主体的になる」というものはない。

 


が、まだまだ意識しているとは感じなかった。

学習指導要領を読んでなければ、その程度だろう。

私のように読んでいてもまだまだだから。

 


今回はあえて、1日10分でも自己研鑽をすることを強く言ってみた。

私すら追いついてないのだから。

所見も0人。

1月の学校公開の準備の0。

忙しいを理由に進まない。

日々の業務を消化するので精一杯だったろうし。

それが、彼らのキャパということも理解できる。

そもそもまだ、そこまで思いや情熱がないのであろう。

言われても必要感を感じないから、変わることはない。

それを悪いとは言わない。

 


結果が今年本校にやってきた5年目の姿。

たくさんの人から「もらう」ということすらしてもらっていない。

ましては、「つくる」ということもしていなかったのだろう。

自己研鑽なんて。

だから、わからない。

きっと研究協議の意味すらわからない。

そりゃあ、改善できない。

昔の自分を思い出した。

他の先生もやりがちな授業であった。

 


はっきり言って考えの押し付けだが。

そこからの意識の変化をさせるのが私の仕事だと思った。

 


今までは、たくさんの人から「もらう」ことばかりであった。

そこが本校の良さだ。

私が赴任した頃の先生方はほとんどいないが。

それでも、本校の意識の高い教師力を感じた。

この学校にいてよかった。

今回の機会をそのまま終わらせてはいけない。

積み上げなくてはいけない。

自ら「つくる」ことも意識さて行かなくては。

実践する、フィードバックをもらう、振り返る、足りない部分を補う。

本を読むことも振り返ることもできるようにしてあげなくては。

 


なんかよくわからないが、得意の余計なお世話根性に火がついた。

 

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再始動

私の尊敬する先輩方の授業を見て、その学級経営はやはり目指すべき像であると再確認しました。

 

今週は初任のクラスにて授業を参観していたところ、とても違和感を覚えました。

 


以前、テストの結果がよくないと落ち込む初任がいました。

自分の授業展開の改善が必要と言ってました。

 


そのことも同時に思い出し。

 


改めて、再確認しました。

 


簡単に言うと、授業への参加率と、行動への遅さです。

 


野中先生が、初任段階では、授業づくりより学級づくりとおっしゃってます。

横藤先生も初任段階の先生に向けたアドバイスがそれと同じようなものばかりでした。

 


正直、私も同感。

改めて、初任段階指導教諭として再始動しなくてはいけないと思いました。

 


野中先生の言葉を借りるなら、

「授業づくりより学級づくり」。

最近の自分は、授業に関わる内容ばかり目を向けてました。

 


いくら授業が上手くても、聞いていないのであれば意味がない。

両輪なのは承知の上。

 


もう一度、気持ちを改めて指導をしていこうと思います。

 

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自分の苦い経験から生まれる初任段階研修

国立教育政策研究所「学習評価の在り方ハンドブック」と言うのを知っているだろうか?

 


初任段階の皆さんは、目を通すべき。

 


http://www.nier.go.jp/kaihatsu/shidousiryou.html

 


昔、あゆみの成績の評価で挙手する子、発言する子、忘れ物がない子、提出物を期日通りに提出する子を関心意欲態度でAと評価していた。

しかも平然に。

習字ならきれいな字、図工なら絵が上手い子をはA。

音楽、図工の鑑賞なら沢山箇条書きしていたらA。

 


そこには、指導と評価の一体と言ったものはなかった。

 


初任者指導教諭となり、改めて評価の大切さを感じた。

同時に過去の自分に猛省。

 


学校計画研修は、指導内容は一覧であるが、どう指導するのか?何時間指導するのかは規定されていない。

学校裁量と捉えている。

 


この一年半の設定してきた研修内容を振り返ると。

自分がよくわかってなかったこと、苦手だったことがよく研修となっている。

 


初任者のためと思って作成している根底に自分のためがある。

同時に私のような教師ならないようにするためでもある。

 

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成長

本日は拠点校となる学校の公開研究会。

 


1年次、2年次、計3名の先生が授業公開を行った。

 


本校の初任段階教諭より、関わりが少ないが。

気が気でなく、こちらも緊張。

 


大きなミスがなく無事に終わり安心。

 


四月から、今日のために色々と試行錯誤しているはず。

 


中身、結果はどうであれ、また一つ経験となったであろう。

 


研究協議で、指摘されたこと、指導案作りて不明、納得してないことを一つ一つ丁寧に振り返っていきたい。

 


この公開研がゴールではない。

 


むしろ、教材研究はスタート。

 


一方、本校の2年次の2人はいい指摘をしていた。

 


自分と同じ考えもあった。

 


授業をする側、見る側双方に成長を感じた瞬間であった。

整理することへ

北海道の初任段階研修は、経験年数によって、指導する時数が異なる。他の県も同じことではあるだろうが。特に、学校で行う学校計画研修は指導事項のようなものはあるが、基本学校の裁量に任されている。昨年度は1年次、今年度は1・2年次+近隣校の初任段階教諭もいつでも来てもらっていい形式をとっている。初任者研修のために作成したパワポはおよそ100。今年出している初任段階段階研修通信はすでに250。授業参観とフィードバックは400。数をこなしていくうちに、系統性、順次性そういうものが見えてくる。これを一つのネタとして、まとめることが今年度のゴールになるであろう。今までの指導を見返す必要がある。ただし、意見交換ができる機会がない。自分のやっていることが正しいのかしょうじき見えない。自分だけのリフレクション。それだけでほぼ、来年度の計画を立てなくてはいけない。やらなくてはいけないもの、やりたくてやったものそこから分類する必要がある。とはいえ、時間がない。少しずつでもやっていかねばと毎日思う。

見えたものを具現化へ

今週は、初任者研修用パワポ作りに時間がかかる。

 

30分の研修に向け3日も費やした。

 

テーマは全国学力学習状況調査。

 

全国、北海道、本校の順に説明。

 

目指すは初任段階教諭が2校目に赴任するまでに、結果をもとに、授業改善ができる教師へ。

 

 

この、目指す教師像を特に2年次研修用資料でいくつもの提示することができた。

 

断片的な教師像を整理することができれば、本校で目指す初任段階教諭の像を作り上げることができる。

 

 

来週はその点も整理を始めてみよう。