いっぽいっぽ

今年度から、高学年算数T T &初任者指導となりました。算数のこと初任者指導のことを日々徒然なるままに書きます。どうぞよろしくお願いします。

No.7「4月から教壇にたつあなたへ」 最初のゴール 黄金の3日間

いよいよ3月に入りました。

4月から教壇に立つ皆さんは残すところ1カ月になりましたね。

現在コロナウィルス関連で学校が休校中。

予定通り始業式が行われるか不透明です。

 

 

それでも。

 

 

4月から採用される皆さんは赴任します。

そして、私たち仲間と共に子どもの未来のために日々奮闘するのです。

 

今までは、皆さんの見通しとして、始業式までにやることを紹介しました。

忙殺される日々を迎えることでしょう。

誰もが通る道です。

ただ、優れた先生方は始業式を含めた最初の3日間の準備をします。

その3日間を向山洋一氏は「黄金3日間」と言います。

その理由は後日説明させていただきますね。

その3日間に向け私も最低2日間は綿密に準備をします。

その意味を知らない初任の先生は1ヶ月で崩壊への序章が始まります。

私の経験上、一切準備をしなければ確実にそうなります。

そのことを軽視した初任者がいました。

そんなの考える必要ないですよと。

言っていましたが、2ヶ月後には崩壊してました。

歴代の先輩先生たちは、いろいろな財産を残してくれています。

それを使わない手はないです。

 

ただ、気をつけなければいけないのは、私たちのゴールは来年の3月24日(北海道は)。

 

つまり、

修了式です。

修了式を迎えた時に。

子どもにどんな力が身に付いたか、イメージ出来なくてはなりません。

自戒の念を込めて。

 

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No.6「4月から教壇にたつあなたへ」 始業式までにやること 後編

さて、始業式までにやること後編です。

 

掲示物をつくる。(日直、時間割、当番表、カレンダー等)

・靴箱、ロッカー等のテプラをつくる。

・椅子、机のテプラをつくる。

・ネームプレートをつくる。

・教師用の教科書が全部あるかチェックする。

・教師用の定規等が全部あるかチェックする。

・教室経営(どこに何を置くか)を考える。

・黒板に出会いのメッセージを書く。

・学校で決まっている学習規律等を確認する。

・テストをどこの業者にするか決める。

・他の教材(図工、理科)をどこにするか決める。

→テスト、教材は何社もありますので、選ぶのが大変。学校で決まっているといいのですが。

・宿題を用意する(あれば)。

・各教科の授業開きを考える。

・始業式の日のスケジュールを組む。

→例えば、始業式の日に入学式があれば、体育館のどこに椅子を置くかなども確認する必要がある。

・所信表明の内容を考える。

・初日に配るプリントを確認する。

→全員に配るもの、小学校にお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる人には配らないものがある。一つ一つ配るのか?予めセットして配るのか?取りにこさせるのか?そういうことも考えておく。

 


思いつくままにだーっと書き出してみました。もちろん、学校、地域によって不必要なものもあります。例えば、テストをどこの業者にするか?係活動をどのようにするか?などは、時間がかかります。(結構)

 


大抵間に合わず、1番大事な子どもに直結することが後回しになり、1年に大きく影響する場合も出てしまいます。

 

少しはイメージできれば幸いです。

 

 

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No.5「4月から教壇にたつあなたへ」 始業式までにやること 前編

今回は、勤務して始業式が始まるまでにすることを記事にします。断っておきますが、あくまでも、私が担任の時のものです。これ以上、これ以下かもしれません。限りない時間の中、こなさなくてはいけません。同時に、向山洋一氏が提案する「黄金の3日間」の準備もしなくてはいけません。かなり、きついです。沢山量があるので、前半と後半に分けます。

今回は前半です。

 


・アレルギー等、健康面で配慮を要する子を確認する。そして、その対応をはっきりさせる。

→必要なら、エピペン、AEDの使う方もしらなくてはいけない。

・学習面で配慮する子を確認する。

→必要なら、支援センター、療育センター、医療等に関わる必要がある。

・支援員、言葉の教室に通級する児童がいれば、引き継ぎ、今年度の方向性を考える。

生活保護を受けている児童を確認する。

・生徒指導面で注意する子を確認する。

・家庭で注意する家庭内暴力、ネグレクト等の虐待があれば確認する。

→必要なら、児童相談所等に関わる必要がある。

不登校児童、欠席の多い児童の確認をする。

・他の学校に転校した児童を確認する。

・自分のクラスに転入する児童がいないか確認する。

→ここまでは、引き継ぎによって行うと思いますが、引き継ぎがないという学校も経験しました。

・指導要録に目を通す。

・指名表をエクセルで作成する。

・指導要録に今年度版を入力する。担任氏名など。

・座席を決める。

・掃除当番を決める。

・掃除の仕方を確認する(学校で決まっていること、学年で決まっていること)

・給食当番を決める。

・給食のいただきますまでを決める。

・給食のおかわりの仕方を考える。

・給食のごちそうさまのしかたを考える。

・給食で学校、学年で決まっていることを確認する。

→掃除、給食について決まっていることがあるので、そこは絶対確認です。その通りやっていなくて、あとで問題になるかもしれません。経験談

・係活動を決める。

→学校によっては、座席表と当番をリンクさせる場合もあります。

・日直の仕事をどうするか決める。

→1人なのか?2人なのか?によっても変わっていく。

・朝の会に何をするから決める。

帰りの会に何をするのか決める。

・学級目標をどうするか決める。

→担任一存という場合もあるし、学級会で決めるときもある。

・学級のルールを決める。ノートの取り方、忘れ物した場合は、発表の仕方など)

・時間割を作る。

・学年通信をつくる。

・学級通信をつくる。

→学級通信、学年通信はタイトルも考えておく。

次回、後編です。

 

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No.4 「4月から教壇にたつあなたへ

前回は勤務1日目の投稿をさせていただきました。

 

簡単に言うと自分の時間なんてほとんどないと言うことです。

 

でも、4月、しかも第1週にやることってすっごい沢山あります。

 

もう、嫌…といつも思います。

おそらく、自分が担任になったら、はっきり言ってもっと楽します。

必要ないものは必要ないとはっきり言います。

もう、15年目ですから笑笑

 

ただ皆さんは何もわからず、言われたことをやるのが精一杯です。

 

何も準備出来ず、何も知らず仕事に追われる。

4月が1年を決めると言ってもいいくらい。

その準備ができない。

 

そして、子どもの前に立つ。

 

初任者指導教諭として、初任者のクラスが次第に崩れていく様を見てきました。

 

もう、1人では立て直すことも出来ず。

 

私が関与し、なんとか1年間を終わらすことが精一杯でした。

 

私の指導力不足かもしれませんが。

 

私は優れている教師ではありません。

 

ですが、皆さんが赴任した学校に私のような存在がしなければ。

 

少しは想像できるでしょうか?

 

 

 

 

ですので、一つでもいいので、今のうちに考えられることは考える。

 

調べる。

 

本を読む。

 

ネットだって構わないのです。

 

できることはすぐにやる。

 

そういうクセをつけておくのもいいでしょう。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

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No.3 「4月から教壇にたつあなたへ」

前回は今のうちに好きなことを!

という記事を投稿させていただきました。

 

個人的な考えですが、その期間は3月第1週。

せめて第2週までだと思います。

それからは、準備を是非していただければと思います。

何をすべきかは、後日また投稿させていただきます。

とにかく、「準備」をすべきです。

私の経験、そして勤務してきた地域の話になりますで、全て当てはまるかわかりませんが。

勤務1日目の様子を記載します。

 

8時まで 出勤、校長室で待機、最低限5分前出勤

8時〜  自己紹介、自分の席に着き、机に乗って

    いる書類を目を通す

8時半  職員会議、訳もわからず1時間半過ごす

    その後、机の上の整理

10時〜 全体研修、訳もわからず1時間過ごす

11時〜 学年部会、自己紹介、教科担当ぎめ、

    始業式までにやることを確認、教材を選ぶ

    など全然進まず午後に持ち越し、お昼に

12時〜 お昼時間に市役所、警察署等に行き手続き

    残念ながら、終わらず退勤後に持ち越し

13時〜 辞令交付式 眠さに耐える

14時〜 近隣校の挨拶回り

15時〜 学年部会、先程の続き

16時〜 机上の整理、何故かプリントが山のように

    積み重なっている

    近くなホームセンター、百均で買うものリ

    ストを書く、初めてパソコンを立ち上げ

    る、プリントに目を通す

16時半〜何も出来ず退勤、多分施錠のため帰される

    先程できなかったが手続きの続き、ホーム

    センター、百均で買い物、家事、料理

22時 〜死んだように寝る

 

暦によりますが、こんな日が4日間続きます。

見て分かる通り、次第に増えると思いますが、自分の仕事の時間なんてほとんどありません。

仕事の仕方がわからない、できない、聞きたいけど聞けない、何をしていいかわからない。

準備をしておかないと茫然に立ちすくむだけです。

気がつけば始業式。

 

そんなスタートです。

学級通信のタイトルどうしよう?

なんて。

悩む時間すらありません。

時間割すら作成が間に合わないかもしれません。

積み上がるプリント。

なんかわからないけど増える仕事。

トイレが何処かすらわからない。

しかも、孤独な場所で。

いつのまにか、時間が過ぎ。

よくわからない気を使い。

また、明日に回さなければならない。

 

もし、通信のタイトルを準備できていたら?

少しは周りの先生に仕事が追いつくかもしれません。

 

もう、拙い文章ですが。

 

準備とはそういうことです。

次回に続きます。

 

 

最後まで読んでくれて感謝です。

 

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4月から教壇に立つあなたへ 2

前回の記事では、好きなことは今しかできないという話をさせていただきました。

 

ただ、私はリミットがあると思ってます。

個人的な感覚ですが、3月第1週までです。

 

私も大学時代は、好きなように生きてました。

深夜のバイトでしたし。

たくさんの友と夜更かしをよくしてました笑笑

楽しい時間でした。

 

教員として採用されてからは一変。

 

若さで乗り切りましたが。

仕事に慣れる前に、リズムに慣れることにとても苦労しました。

朝6時に起きて、夜中遅くに寝る。

ご飯を作り。

洗濯をし。

掃除をする。

ゴミを捨て。

 

3日で力尽きました笑笑

寝落ちは常習。

朝起きられなく遅刻。

 

なかなか思うような朝を迎えることはできませんでした。

 

慣れない環境。

慣れない仕事。

神経を使い。

気を使います。

当然疲れます。

 

ただそれは社会人皆一緒。

どの仕事でもそうです。

 

ですので、生活のリズムをまずは整えましょう。

6時に起きて、23時に寝る。

これが最低限だと思います。

 

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4月から教壇にたつあなたへ プロローグ

本記事は私がこの4年間担任ではない立場から、客観的に学んだことを一つの集大成にしようとしているものです。

 

記事の数がいくつになるか正直わかりません。

4月までに間に合うかもわかりません。

そんな行き先不透明な記事になりますが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

 

軽く自分の自己紹介させていただきます。

私は北海道小学校教員を臨時採用も含め15年務めてきました。

最初の10年は担任として奮闘。

その後。

1年間休職を余儀なく。

復帰してからは、算数科TTとして2年間。

初任者指導教諭として2年間勤めています。

 

来年度の話は来年。

今は初任者指導教諭への道を生きがいとし、初任者のために私の全てをぶつけてきました。

名プレイヤーにはなれませんでした。

ですので、名コーチへの道は進み、精進している立場です。

何度も言いますが、来年度はわかりません。

 

私が周りの担任の先生よりも誇れるのは、4年間で約3000時間以上の授業を見たことです。

ですので、授業を見る、子どもを見るということは長けていると自負しています。

また、2年間で8人の初任者の指導教諭として務め、誰も退職することなく過ごしてくれています。もちろん、子どもとの闘いは日々ありますが、大きな荒れもなく過ごしてくれています。

当然、初任者の頑張りが1番ですが。

教師として進むべき道。

身に付ける力。

小さなきっかけを示すことができたと思っています。

授業論とか学級経営の根底にあるものばかりです。

 

無論私はまだ未熟で愚弄者です。

そのことを過信しているわけではありません。

 

今後の記事は、出来るだけこれから教壇にたつあなたへ、少しでもわかりやすくまとめたいと思います。

微力ではありますが、皆さんの力になればと思います。

それではまた。

 

樋口先生のブログは是非見てください。

初任者向けの記事がたくさんあります。

とても勉強になります。

https://boseteacher.hatenablog.com

 

 

 

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